あーるのあーだこーで。

コーデ週記と日々のこと。

映画「何者」観てきました、感想。純粋に面白いと言えるのは傍観者のアラフォーだからか⁈

週末1日休日をもらいまして。午前中は子供たちを遊びに連れ出してもらい午後は逆に私が一人で出掛け映画館に。で、観てきたのが「何者」。




※いまどき前売り券。
朝井リョウ原作のベストセラー小説の映画化です。同じく朝井リョウの「桐島、部活やめるってよ」にすごくハマったので期待しておりました。
以下ネタバレたくさん。あらすじなどは下にリンク貼りますので書きません。未見の方にはサッパリかもしれませんが、いざ。





就活なんて遠の昔に終えた自分ですが、学生時代演劇畑の隅にいた…という個人的思い出も相まって面白く観れました。



就活で励まし合う仲間同士。

と見えて互い胸の内を探り合いつつ、成功を妬んでもそれを表に出さず。黒い気持ちの吐き出し先はTwitter。

私はTwitterやらない(やったことはあるけどいまいち使いこなせなかったです)ので「口で言いなさいよ」とか思っちゃうのですが。


就活に限らず。
頑張っているアピールする人、クリエイターぶって中身が薄い人、批評家気取りな人、無邪気に人を傷つけちゃう人。
いるよね。だから、就活真っ先中ではない世代が見ても頷ける部分もある。


みずきさんについては…今はそれでいいんじゃないか?と思いましたけどね。気をつけないと「お母さんの所為で…」「お父さんがああならなきゃ…」みたいな恨み体質になりかねないかなぁなんて感じました。
恋愛については重い女になってしまいそう。しかし、あんなに可愛い子を振る男子はいますかね⁈


後半。
主人公のタクトの「立場」が明らかになってからの怒涛の展開は…もう…痛い痛い痛い。
動悸が激しくなりました。そこから文字通り幕が下りるまで。その見せ方に感動してしまいそうでした(全然そういう話ではないんですが)。


ラストの面接での自己アピールは、タクトの心からの言葉なのだと。





後で別日に見ていた旦那とTwitterって本当にあんな風に目の前にいるヤツの事を書いたりして使うかね〜。なんて言っていたのですが。

チラホラ検索して見た感想では

「Twitterを使う自分にはあるあるな話でそれを映画にされても…」や「当たり前だけど敢えてその闇を映画にしたのがスゴイ」という内容もありました。裏アカ持つのも、表アカで頑張っちゃってツイートするのもよくある話なんだろうね、と。

素直に面白がってる我々はつまりおっさん(私はおばさん)てことなんじゃねーか…という結論に至りました笑。

でも、終始地味な話でここまで見せられるのは原作にしても監督にしてもすごいなと。
97分とサクッと短めなところも良いですね。


…実際、就活なんて人生の一部分で。今の私は当時目指したものとは全然違うところにいますが幸せです。最近育児は辛めではありますが。

あと、服好きとしては興味深く読んだのがこちらの記事。伊賀さんのスタイリングの話。
すごーくわかる。タクトとみずきさんが2人で居るシーン、みずきさんのショートパンツ、(イオン感、わかるわ〜)と。
realsound.jp




今年は「ルーム」「君の名は」「何者」の三本を映画館で鑑賞。幼児2人のママとしては上々か。あ、ファインディングドリーの途中退出っていうのもありましたね。書けたら年内に感想を書きたいです。


映画「何者」公式サイト