あーるのあーだこーで。

コーデ週記と日々のこと。

砂の塔、最終回に寄せて。

折角なので最終回の感想も。

犯人はやっぱり生方コーチでしたね。
お母さんの登場は(台詞ではあったものの)突然ではありましたけど…いつも笑顔だった影に隠された理由は余りにも切ない。

気になったのはイエモンはどこまで脚本を読んでから主題歌を書いたのか?ということ。やはり全部なのかなぁ。改めて読み返すと生方(や、彼の言う昔の俺に見えた子供たち)の目線を感じられる部分もあって胸に迫るものがあります。ボロボロの毛布、なんて特にね。

1番はタワーマンションのヒエラルキーや、理想と現実にもがく姿を、いろんな人に重ね合わせることが出来ると思います(勿論自分にも)。

ただ、
“教えてよ コウノトリ”
からは…母の愛を求めて彷徨う子らの姿が見える気がして。

いつも良いシーンで流れ出すイントロもこのドラマを楽しみにしていた理由です。



1番泣けたのは弓子が和樹に名前の由来を語るシーン。
弓子は涙を湛えながらも頰を伝う瞬間は和樹を背にした時で…その強さと優しさ、そして演じた松嶋菜々子に胸打たれました。

少し残念だったのはラストのアキのモノローグが長過ぎたこと。もう少し余韻を感じたかったです。

でも、その中で心に残った台詞。


「どんな子供でも、母親を愛してしまうように出来ている」


かな。

なんとなく、わかる気がする。
でも、それを過信するときっと少しずつ歪んで行ってしまうから。


ラストの言葉にあったように子どもと向き合おうとする母親でいたい、そう思いました。
昨日も書いたけど、母の物語、母と子の物語だったんだよなって改めて感じた次第。



刑事と弓子の会話や、高野家の前の住民、生方の父親、その後のことなど色々気になるのところもあるのでノベライズを買おうか迷い中。

なんて。久々にドラマにハマれた自分にも驚きでした。でも追うのも週に1本くらいが限界かな。冬ドラマも何かあるだろーか…??