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コーデ週記と日々のこと。

映画「チェブラーシカ 劇場版」感想。

こんばんは、あーるです。年末年始に実家に帰っていた時に、5歳&2歳の子どもたちがハマった映画がありました。「チェブラーシカ 劇場版」です。


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劇場版チェブラーシカ特別版 コレクターズエディション【初回限定生産】 [DVD]

 2010年に公開、DVD発売は翌年と結構前のものです。

実家でちょっとコタツで休みたい…!となったときに(何か子どもが見られそうなものないかな?)と探して出てきたのがこれ。

思った以上に二人ともハマッて「家に持って帰った来なかったの?」と言われたので後から実家から送ってもらいました。

 

あらすじ

誰も出会ったことのない大きな耳の小さな生き物は、はるか遠く南の国からオレンジの木箱に入れられてロシアまでやって来る。その生き物は起こしてもすぐに倒れてしまうことから、発見者の青果店の主にチェブラーシカ(バッタリ倒れ屋さん)と命名される。やがてチェブラーシカは動物園で暮らす孤独なワニのゲーナと友達になり……。

yahoo映画より

 

ロシアで国民的な人気を誇る人形アニメの『チェブラーシカ』。オリジナルスタッフの協力を得て日本を中心に制作された27年ぶり(公開当時)の最新作。原作は絵本でもともとの主人公はワニのゲーナだっだそう。

 

まぁとにかく…チェブラーシカが愛くるしいんですよね!佇まいから、動きから、表情から。そして周りのキャラクターたちの、それぞれ“憎めない”感じ。

これが人形を少しずつ少しずつ動かして何枚も撮影したものをアニメーションにしている、気が遠くなるほどの手間をかけて作られている人形アニメなのです。

「一日に撮影できるのは平均5秒」だそうで。

その辺りのいきさつは付属のブックレットに製作秘話として詳しく語られていて、読み終わって実は涙が出ました。書いているのは監督なのですが、ロシア人スタッフとの数え切れないほどのミーティング、実際の撮影部分を担う中心の韓国スタッフとの製作風景、何よりチェブラーシカを愛するロシアの人々の心にどう受け入れられるのかというプレッシャー…etc。それだけでドキュメンタリー映画になりそうな密度です。

 

基本的に、映画でも漫画でも出来上がったものが面白ければ良し◎と単純に思ってはいるのですがこの裏話には胸打たれました。

子どもたちは勿論そんな背景は知りませんし、いつも見ているアニメとのテイストも大分異なります。が、素直に楽しんでいるのを見てこのスタッフたちがこの作品を作ってくれて良かった、と思いました。

 

ストーリーは三つのオムニバス仕立て。子どもらは正直第二話の途中くらいで集中力が削がれ始めるのですが、特に一話のチェブラーシカの登場シーンが大好き。「いたーーー!」とキャッキャと喜んでいます。

それぞれちょっとずつ不器用な面々が「自分たちの居場所」を作ってともだちになっていく様は大人の私が見ていても心温まります。


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人形アニメにさらにぬいぐるみのチェブラーシカを登場させながら見る息子。

 

この2010年の劇場版以降のチェブラーシカの新作は2月から“全国公開”とのこと。

※2016年からスローシネマというかたちで既に公開自体はされています。

同じ監督のオリジナル作品との二本立て。子どもたちも見に行きたい、というので久々に親子で映画館に行ってみるかな。

 

 〇↓2015年末の記事

www.cinematoday.jp

〇↓公式サイト

www.chieriandcherry.com