おはようございます、あーるです。娘が大事にしているぬいぐるみの話。
2020年のサンタさんから娘へのプレゼントはうさぎのぬいぐるみだった。
これ、良くできていて。デフォルメの具合がぬいぐるみな可愛さもありリアルさもあり。抱っこしたときのくったり感だったり。
「ママが子供の頃買っていたウサギ、ミミちゃんにそっくりだよ」。と言うと、どんな色だったのか、何を食べるのが好きだったのか、何の遊びが好きだったのか、何歳まで生きてたのか。色々聞いてくる。ミミちゃんが生きたのは11年ほどだっただろうか。ウサギにしては長生きだ。近所の人から赤ちゃんだった頃貰ったのだ。
もっとも、死んだときにアッサリしていたのは私のほうだったと母には聞いた。ずっと泣いていたのは姉の方。大抵、そう。父が倒れた時も、親戚が突然消えた時も俯瞰しているのは私の方。
「このうさぎのなまえはみみちゃんにする。そしたらし“ま”ないよ」
娘は 死なない、と上手く言えない。
疲れて寝たフリをしていたら、枕元にミミちゃんをおいてくれた。
わたしが魔法使いブルルンに変身して、ママが元気になりますように。
とおもちゃのステッキで魔法をかけてくれた。
午前中にプリキュアごっこを面倒くさがったのを後悔した。
涙が溢れてきそうになったので、寝たフリがバレてしまうと焦った。
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これを書いたのが二か月ほど前。
娘の優しさに胸が詰まって書き残しておきたくなって、そのまま下書きにしまっていた。今も、時々「ぬいぐるみのウサギならしまないから、ずっと一緒だよ」と言ってくる。今朝も。だから、思い出して続きを書こうかな、と。
確かに私が産んだのに、こんなにも優しい。なんでだろう。いや、こんな風に思うことが既に傲慢なのかもしれない。私以外にも色んな人に触れあって生きているのだから。
戦争のニュースや、子どもに関する痛ましい事件がTVで映ると、かわいそうだね、と見つめている。「しぼうしたってどういうこと?」と尋ねてくる。何があっても守らなくてはいけないと思う。ダメなことはダメだときちんと言えなければいけないと思う。
我が家にいるのは、黄色。