のん 主演の映画「さかなのこ」を観てきました。
さかなクンの半生を描いた映画です。
最初に知ったのは、館山に行ったときにポスターが貼ってあったからです。GWか?夏休みか?どっちだろ。ロケ地であり、今のさかなクンの家がある土地です。
さかなクンだから観ようと思ったというより、そこそこ訪れる館山での映画かぁ、という事+と沖田監督の「南極料理人」が大好きだったからが大きいかな。そういえば、飯島奈美さんのレシピ本どこ行ったかな。実家かも。
沖田監督のゆるやかな感じ。自伝を基にしたといってもリアルな半生というより、夢うつつな設定やオリジナルキャラもいたり、と映画ならではの展開もあります。
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「なんで、さかなクンをのんが?」 と思うのですが見終えた今は、じゃあ誰が出来るんだろう?っていう位納得出来てしまうのですよね。
だからこそ、冒頭いきなり
おとこかおんなかはどっちでもいい
みたいな字幕が入るんですが、(い、いらないでしょう!)
と、感じた次第。まあ、そこにずーっと引っかかっちゃう人の為に、まずとっぱらってほしくて入れたのかなぁとは予想するけど。見始めたら、わかる。さかなクンだって。
井川遥のお母さんがいい。あんな風に子どもを見守れるかな?
最後の「おかあさん、実は…」の告白がもっとシリアスになるかと思いきや「えっ⁉」とそっち?という驚き。多分、私がお父様の週刊誌記事を読んでしまったからかもしれない…(映画では、お父様の登場は多くはありませんが、好きを貫いた側の人だと思うので勝手に葛藤を補完してしまいました)。
とはいえ、好きを貫ける人とそうでない人がいるのは事実で。
貫ける人は幸せだけど、その巻き添えになったり、貫く方にも難しさはあるわけで。現実はそうだけど、この映画ではあんまりシビアにならずにふわっと描かれている。だから、見てて幸せになれるのが、良い。
あの不良たち(短ランの中に変なの着てる岡山天音、すぐわかったけど最高)みたいに、幸せな巻き添えになれば良いよね。
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あと、さかなクンって何歳だっけ?と見ながら思ったのが「昭和」な小学生の会話とか、短すぎる半ズボンとか。路上にいたおっさん(語弊あり。でも、よくわからない、いつも会うおっさんはいた)とか。不良の怖く無さとか。井川遥演じるお母さんのエプロンとか、アデリアレトロっぽい?グラスとか。変なとこにグっと着てしまいました。1975年生まれ、4つ上。うん、やっぱりそこそこ近かった。
つい、あれもこれも子に求めているかもしれない自分を省みてしまいました。
小学生くらいの子との親子連れもいましたね。結構、笑い声が生まれていた映画館内でした。
エンドロールでは、さかなクンがおさかな監修のみならず、音楽にも参加していました。スペシャルサンクスにゆでたまご先生の名もありましたね。
あ。一昨日~昨日にかけて久々にメダカの稚魚が孵化した。
そういえば、メダカが家にきて私も魚モードになってたのかもしれない。
結局、勢いで「ゆれる」(初回盤のDVDが家にあった!)も、気になっていた松ケンの「BLUE」もネトフリで見て。というシルバーウィークです。