こんばんは、あーるです。感想じゃないけど久々に映画の話。6~7年前に学んでいたバリアフリー映画についてです。
バリアフリー映画とは。
視覚や聴覚に障がいがある人でも映画を楽しめるように、字幕や音声でのガイドなどを付けた映画のこと、です。
知ったきっかけは、キネ旬の告知でカルチャーセンターの公開講座の紹介。面白そう!とすぐ申し込んだのでした。
講座で何をしたかというと、実際の映画の台本のワンシーンを用いて視覚障がい者用のナレーションを考えるのです(字幕をつける、という内容はなく音声ガイドメインの講座でした)。で、それを声に出して読むところまで。実はめちゃくちゃ楽しかった。
セリフのないシーンでのやりとりや、風景だけが映ったシーンを、目が見えない方に想像させる、単なるト書き的な説明にならないような、簡潔で、大事な音に被らない、映画の世界に寄り添うような言葉。色そのものを知らないのであれば、それを温度や感触に置き換えたり…。
完全に私は自分楽しさでやっていたので、ボランティア精神は全く足りなかったと思う。演劇かじったりアナウンススクールに通ったりした自分が極めるべきはこれなんじゃないか?と酔っていたのかも。母親には「自分のこともままならないのにボランティアが出来るわけがない」と、ど正論。
子どもが産まれて思い出したこと
当時の受講者の方は殆ど年上の人ばかりで、子育てが一段落した人も多く。
「子どもに読み聞かせするのを思い出す」と語っていた人がいて、当時は全然ピンと来なかったけど。
『トイ・ストーリー』を見ながら、「おもちゃが喋り出したよ」
アンパンマンの『希望のハンカチ』を見ながら
「ハンカチが集まってマントになったよ」
などと説明しながら。
ああ。
と、当時のことをふと思い出したのでした。
たとえば、耳の遠くなった人だったり知らない単語が多い子どもだったりにも音声ガイドは楽しめるヒントにもなる、なんていう話もありました。
勉強自体は途中で止めてしまったので(鬱の頃だな…)知識は止まってしまってはいますが、バリアフリー表記があるとふと思い出します。最近映画の公式サイトを見るに、様々なシステムが整ってきたこともあり表記が増えてきたなと感じます。こんなのとか。
いろんな人が映画の楽しさを共有出来たらいいな、と思います。なんだか偉そうに聞こえるかもしれませんけどただただ、単純に。
そろそろ主婦業休日が来るので映画館に行きたいところです…。
それではよい週末を。