2人の寝かしつけを旦那さんに任せ、レイトショー(IMAXにて1700円)でラ・ラ・ランドを見てきました。
早速感想を(ネタバレ気味)。
「セッション」のデイミアン・チャゼル監督ということでまたも音楽、Jazzを絡ませながら。
オーディションに落ちてばかりの売れない女優と自分の店を持ちたいしがないピアノマン。この2人が夢を追う物語だからこそ歌ったり踊ったりがハマった気がします。ミュージカル要素が苦手な人もそんなに意識しなくてもいいかな、と。
ラブストーリーとして素直に楽しめました。
とはいえザ・ミュージカルなシーンもあります。やはり冒頭の高速道路のアレ。もう惹きつけられること!良くもこんなのが撮れたなぁ、と。
主演二人の歌&ダンスシーンは派手さは無いけれど心模様が映し出されるやり取りが魅力的です。
ダンス経験者なのでこういうのを見るとワクワクしてまた踊りたくなります(ブランク長すぎでそう動けないだろうけど…)!
最悪の出逢いから気持ちが通じ合うまでの焦れったさ、からの甘い日々。それぞれ夢を追いながら理想と現実の狭間で揺れつつ、恋も続けていくことの難しさ…王道な展開ですけど音楽とダンス、カラフルで全てのシーンが絵になる美しさ、全てが相まって見入ってしまいます。
音楽に記憶を呼び戻される、それがありありと感じられるラストは
(これが見たかったけれど、もうこれ以上見せないで欲しい…)
という切なさです。
もしもあの時…という過去の出来事に折り合いをつけて生きている人が大多数だろうけれども。あの頃出会った誰もが今幸せだったら良い、なんてのはキレイ事過ぎるかな。
…帰宅したら、子供らは無事2人とも寝てました。
諦めた夢の先にこんな現実が待っていたとはね。昔の自分に教えてやりたいです。
日本版のサントラ。
さて、アカデミー賞はどうなりますかね…?