あーるのあーだこーで。

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映画「ビューティフル・ボーイ」感想。子どもの全てを愛せるか。

こんばんは、あーるです。今日は先日観た映画「ビューティフル・ボーイ」の感想を。

子どもの全てを愛せるか?それがどういうことなのか?がこれでもかと目に焼き付けました。

ぼーっと公開カレンダーを眺めていて、ほぼ前知識がないまま決定。親子のストーリーはやっぱり気になるなぁ…と選んだのですがここまでヘビーだと思わず。実話が元だと終盤に気づいて驚きました、壮絶だったので。

あらすじ 

フリーで音楽ライターをしているデヴィッド(スティーヴ・カレル)は、カウンセラーの前で真剣に息子のニック(ティモシー・シャラメ)の話を始める。彼は、さまざまなドラッグを使い依存症に陥った息子を何とかして救いたいと願っていた。1年前、デヴィッドは丸2日消息不明のニックを捜していて、元妻のヴィッキー(エイミー・ライアン)にも電話する。

 

…ニックは大学に6つも合格するような、父デヴィッドにとっては優秀な息子で。デヴィッドは離婚し、新しい妻を迎えていますが幼い妹&弟も産まれ、彼らには良い兄だと端からは見える…

 

原作は父親と息子、二人の手記とのこと。それぞれの視点や時系列が入り交じるので人物像関係をつかむのに少し戸惑いました。

 

薬物は勿論こわい、それよりも

薬物は大分日常的に感じる描写があり。父子の会話で「若い頃はひととおりはやったよ」なんて言っているんですね。薬物依存という面からは単純に我が身には置き換えづらくて。本当に危ない、絶対に手を出してはいけないということは身に染みました。けど、どこか遠い出来事に感じてしまったのも事実。

 

それよりも、怖いと思ったことは。子どもの事を理解しているつもりでも全く分かっていなかった…そのこと。

良かれと思ってしていることが、知らず知らずプレッシャーになっていたり、傷つけていたり。そんな時に薬物に限らず依存してしまうものが傍にあったら、現実から逃げたくなってしまうのかもしれない。少しのことでバランスが崩れていってしまうのかもしれないと。気づいたら信じていた姿とは違っていたとしたら…!

 

薬から立ち直ったように見えても何度も繰り返す。毎回諦めずに支える父親。その姿は壮絶で行き過ぎのようにも見える。でも「俺が諦めたら誰が?」と。そう思わずにはいられない筈。

家族のこと

何度目かのどん底。家から逃げ出したニックを車で追いかけるシーン。父デヴィッドの再婚した妻カレンのやるせなさを感じて胸が詰まりました。デヴィッドよりも一歩引いたところで見守っていた強さを見た気がします。

小さな弟や妹たちが「ニックはまたドラッグなの?」と理解できるまでに成長してしまう、その時間の経過は辛かったです。産まれた時のシーンを思い返すと余計に。

 

音楽のこと

洋楽には明るくないので、全ての曲名はわかりません。が、音楽が心模様をこれでもかと映し出していることは伝わります。タイトルとなっている「ビューティフル・ボーイ」が優しく響きます。

ティモシー・シャラメ

とにかく、どの角度からでも綺麗なのですね。生々しいストーリーではありますが美しい。小さな子供たちと無邪気に遊ぶようなシーンの笑顔がキラキラしているだけにやつれた表情の落差が痛々しい。

 

余談ですが特典のクリアファイルを貰いました。

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「everything」

子どもの全てを愛せるか?信じられるか?その答えが描かれたラストシーンに少し希望が見えた後。エンドロールの字幕で現実を突きつけられ知りスッキリとは映画館を出られない。しばらく引きずってしまうし是非とも、とは言い難いのですが。見て良かった、です。

 

beautifulboy-movie.jp