あーるのあーだこーで。

コーデ週記と日々のこと。

「打ち上げ花火、上から見るか?横から見るか?」ネタバレ感想。

レイトショーにて鑑賞。初週のレイトショーで見てたのですがアラフォー1人客は…多分居なかったですね。

全編ネタバレ気味な感想ですのでご注意を。あらすじ、スタッフなどは色々なところに出てるのでここには書きません。
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ドラマ版は未視聴(敢えて予備知識は入れないまま)。シャフトがどんな雰囲気かはざっくりわかっている程度。

 

全体的な感想は、良かった、けど…うーん。

期待しすぎてしまったかな。

もっと分かり易いように寄せた方が良かったような。よくある話といえばそうだし、筋もあるようでないし。でも、それならシャフトである必要はないのかな。誰に一番向けてるのかが判りづらかったように思います。っていう、内容の感想よりそういう事が先ず気になってしまいました。

 

オープニングの花火の映像からタイトルまでの綺麗さには期待が高まります。

思春期の少年が、好きな女の子に好きと言えないもどかしさ。友達も同じ子を好きだと言われて焦るけど、どうしたら良いのかもわからない自分のどうしようもなさ。プール、花火、のどかな風景の夏休み。夏の終わりに見る一本としては気分に合っていて良かったです。

 

ヒロイン、なずなの魅力をこれでもかと見せようとしているのは凄く伝わりました。それだけに、広瀬すずの声はちょっと違ったかな…と。あ、歌うシーンは良かったですよ、儚げなヘタウマな歌声は大好きでした!菅田将暉が各所のインタビュー記事で歌声がエロいと語っていたのには納得です。

ただ、あどけなかったり大人っぽかったりくるくると表情を変えるなずなを表現するには一本調子だったように感じます。

一回目のもしも…の後の教室内、(あれ?こんなに色っぽかったっけ?)っていうなずなの目線には女性の私にもグッときましたね、って私は何者なんだろう笑。以前は深夜アニメを沢山見ていた時期があるのでこうして引いて見ている部分もありますが、久々にアニメ見た人だったら…面食らうかもしれませんね。アップが多いとか、胸や足を強調したりとか。

 

中学生という、所詮親がいないと生きていけない年頃。現実は、なずなはお母さんの再婚相手と共に引っ越して転校してしまう。そんな事はわかっているけれど、でももし。もしも…。それぞれの歯がゆい想いが砕け散って降り注ぐクライマックス。

 

ノリミチはどこに行ったのか。二人だけの世界から戻って来なかったのか、現実世界でなずなと一緒に生きているのか。…なずなの居ない学校に行くのは気が進まなくて、どこかでサボってるのか。

 

あのガラスのもしも球は何なのか、どうしてやり直せるのか、とかはそういうものなんだなってことで。いちいち気にならなかったので、それなりに引き込まれていたのかもしれません(フィラメントのifや、茂下“もしも”という町の名前は、少々恥ずかしくなってしまいましたが…あれ、必要かなー)。

 

ただ、細かい設定とか描ききれなかったものなどを見返したり、原作を読んで確認したい思いよりも過去のドラマ版が俄然気になってきました。よくある話をどんな風に見せてくれるていたのかを確かめてみたいです。

 

 

大根監督は、予告で見た奥田民生~の方が期待出来そう&真骨頂では。漫画は(エッ…)てラストで引きましたが映画の予告編では面白そう。予告編って期待を煽るものではあるけれど。

 

レビューは久々なのであっちこっちに脱線してしまいましたが、この間に観ている「怪物はささやく」、「カーズ クロスロード(息子がリタイアして途中退出です…)」の感想も追々あげていきます。