あーるのあーだこーで。

コーデ週記と日々のこと。

映画「キングダム」感想。たまにはこんなエンタメ作。

こんばんは。あーるです。1stデーで1000円だし何か見て来よう~とレイトショーで「キングダム」観てきました(レイトショーだと1000円適用されず1100円なのね)。


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良くも悪くも後に残らないエンタメ大作で肩の力を抜いて楽しめました。

あらすじ

紀元前245年、中華西方の国・秦。戦災で親を失くした少年・信(山崎賢人)と漂(吉沢亮)は、大将軍になる夢を抱きながら剣術の特訓に明け暮れていた。

やがて漂は王宮へと召し上げられるが、王の弟・成キョウ(本郷奏多)が仕掛けたクーデターによる戦いで致命傷を負う。息を引き取る寸前の漂から渡された地図を頼りにある小屋へと向かった信は、そこで王座を追われた漂とうり二つの王・エイ政(吉沢亮)と対面。漂が彼の身代わりとなって殺されたのを知った信は、その後エイ政と共に王座を奪還するために戦うことになる。

※Yahoo!映画より

原作のこと

2006年からヤングジャンプで連載中、既刊54巻。原 泰久のベストセラーコミック。

人気だと知ってはいましたが絵が苦手&長すぎて追いかけきれない…と食わず嫌いでした。ただ、「すっごい面白いから読んで!」と貸してくれた知人がおり読んたら普通に面白い。グイグイ引き込まれるストーリーと強烈なキャラクターたちの魅力で中国史にそんなに興味は無くとも絵のことは気にならなくなるくらいに読めちゃいました。

感想

何も考えずにスカッとする映画を観たいと思ったので、その時のセレクトとしては正解。ストーリーも知っているので、役者のことや実写化についてなどの感想に寄ります。

 

山崎賢人について

監督は、主演が彼ありきの企画だったと明かしています。マトモに演技を見たのは初めて。熱い主人公には似合っていたのでは。ただ、周りが上手かったから…なんだか軽く見えてしまったのも事実。彼が悪いということではなく、漫画の実写と言えば!なセレクトから解放してあげればいいのにと思います。抑え目だとどんななんでしょうか。気になっていた「羊と鋼の森」でも見ようかな。

今回一番気になった人=坂口拓

誰だこれ…!?動きがひとりだけ全然違う。思わずクレジットを凝視してしまいました。それもそのはず、アクション監督やアクション俳優としても知られている人なのですね。戦っている最中の間の緊張感…見応えがありました!

邦画のアクションは久々

アクションは洋画の方が好きなのでしばらく観てなかったんです。それらしいものと言えば「るろうに剣心」ぶり…かな?随分前ですが「どろろ」や「カムイ外伝」あたりでガックリ来てから観る気が沸かず。その頃に比べたら大分良くなったなぁ…。

原作モノの楽しみ方

今まで見た原作モノで印象に残っているのは箱根駅伝を題材とした「風が強く吹いている」です。元々箱根駅伝好きで原作を読み始めたのですが…敢えて結末迄読まずに映画館へ。(キャストがイメージ通り!)だったり、(あのシーンがこう映像化されてるんだ…!)だったりを楽しみつつ、結末を知らないのでストーリーにも緊張感を感じられて見終わった後の満足感が高かったです。

 

…という意味合いでは途中まで読んだキングダムもそういう楽しみ方が出来そうなのですが。あの長さ、全部映画化は現実的では無さそうな。分けて作るにしても長くキャストを拘束出来ない気がします。今回は序章…続く…としか思えないラストでしたがどうなるのか。

邦画に求めるもの

洋邦で単純に分けるのもナンセンスなのかもしれないけれどやっぱり、心の機微を丁寧に描いたものや身の周りの出来事に近しいものの方が好きだな~と思った次第。

人気の漫画に人気の俳優を…っていう企画は“久々に見に行く人の一本”だったりしたらそれでも成立しちゃうのかな…もうお腹いっぱいな感じがします。レイトショーでも満員に近くてびっくりしました。

まー、たまにはこんなのも色々と発見があって楽しいです。