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映画「さよならくちびる」感想。(と、自分の思い出話)

最近観た映画の感想、本日は「さよならくちびる」です。

音楽映画でロードムービーときたらどうしても見たくなってしまう…と楽しみにしていた一本。

 

解説・あらすじ

『月光の囁き』などの塩田明彦監督が、若者たちの青春と恋愛を描いたロードムービー。全国をめぐる解散ツアーを行う女性デュオと、バンドを支える男性の複雑な思いが交錯する。

インディーズで注目を浴びた女性デュオ「ハルレオ」は、それぞれの道を歩むため解散を決めた。彼女たちはスタッフの志摩(成田凌)を伴って、解散ツアーに出る。レオ(小松菜奈)は志摩、志摩はハル(門脇麦)に思いを寄せており、ハルもレオに特別な感情を抱いていた。

※yahoo映画より

 

塩田監督の映画は殆ど見ていません。私の中ではどろろ(これは観たけど…ちょっとない…)を撮らされちゃった監督…で真骨頂は別のところ、こういう映画なんだろうな…と予想。

だって、原作ものが多い中わざわざオリジナルを撮るんだからね。ということで感想です。あと、上記のような紹介文での代表作が「月光の囁き」になるものなのね~と。ちなみに原作漫画は好きですが、それゆえに映画は観るのを迷います。

 

2人の歌声に聞き惚れる

すごく上手い!というわけじゃないけど、耳にスッと入り込んでくる歌声で。楽曲は勿論良いんですよね…間違いなく「いい曲」書くひとたち。(楽曲提供は秦基博とあいみょん)曲や歌声が微妙…ってなるとストーリーが入ってこないしリアルさに欠けるのでここはとにかく良かったです。

 

ただ、ストーリーが淡々としていてちょっと眠くなったのは…飲みながらみたせいだけじゃない。あ、完全にライブ観るような気分で久々に映画館でビール買いました。高くてびっくり笑

ただね、自分としてはひとつひとつのシーンがいちいち刺さりました。20代の頃、自分も夢を追いながら、一方でバンドにハマって毎週のようにあんなキャパのハコに入り浸っていた自分としては…既視感の嵐。自分がCD屋で働こうと思ったのも、追っかけるだけじゃなくて店で売りたい…という思いが少なからずあったし。自分は表に立つのを目指すのは止めると決意したけど、そういう人を支えていたい…という意味ではシマの立ち位置はなんとなくわかる気がします。

 

解散に向かうツアーなのでハルとレオ、ふたりの雰囲気は決して良くはない。レオがリハに来なかったり、いかにもダメそうな男とどこかに消えたりもする。でもハルは「絶対に戻ってくるので演らせて下さい」と、レオを信じてる。そして本番のステージでは観る人を魅了させる。

才能に溢れて歌わずにはいられない(けど、それ以外の生き方は出来ない)ハルと、我が儘だけど人を惹きつけてやまない魅力を持つレオ。孤独を埋め合わせるかのように組み始めた2人だけど、レオはいつしかハルの才能に嫉妬していく。ハルもレオに対する想いを貫けなくて苦しむ。お互い自分には足りないものを認めているからこそ結局2人でいることを止められないのかもしれない。そして、そんな2人の関係を判りつつも、ハルの事が好きなシマ。

 

…こういう世界観が好きだから贔屓目に見ちゃっているとは思います。実際は女の子二人のアコースティックなデュオ(衣装がたいていつなぎ)で解散とはいえ最後こんなに人集まるかなーとか、女性関係を巡ってのバンドマンとのいざこざとかなんか古くさいなーとかちょっと好き故に冷めちゃう部分もありました。というか、自分が懐かしいと思うのもが目の前に現れて。ちょっと時代が前のような気がする、と思ったのも正直なところ。というより、今もこういうライブハウス界隈の事情は変わっていないだけなのかな…?

 

青さ故のもがき自体にも、もうこんな風に自由には生きられないことにも胸をギュッとさせられる一作です。大人が懐かしむんじゃなくてリアルに若い子が観たらどう思うんだろうな。

 

所々歌詞を読ませるのも何度も歌で聴かせるシーンも、多くは語られないけどこの歌に全てが込められている、と見終わって歌詞を改めて読んでみて余韻に浸っています。

 

エンドロールの順番に少し驚きました。ってことはハルに肩入れして観てたってことかな?だったら2人をそれぞれ最初と最後に入れた方がいいのに、、、とか凄い細かいこと最後にスミマセン、結構気になったので書き残します。

 

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