こんばんは、あーるです。金曜日は映画のことを書いているのですが、今日は昔書いたものからのお引越し記事です。前後に少し付け足しもありつつ改めて載せました。
以前書いていた映画などのブログは息子が産まれる前、結婚した頃のものなんですよね。ということで、「男の子が産まれたら一緒に観たい!」=『ベストキッド』とか「夫婦仲が冷めてきたら一緒にこれを観るのもいいかも!」=『今度は愛妻家』とか。6年後のこの現状を全く分からず綴っているのが自分事ながら平和です。
多分、マタニティハイ笑。
そんなんで、結構感想も素直に熱く書いてるなぁと読み返して思います。あ、決して夫婦仲が悪いわけではありませんよー。
~というわけで、以下は感想お引越し部分です~
『テラビシアにかける橋』
大好きな映画です。
それゆえ、長く語ってますのでちょっとでも気になると思った方は読む前にサクッと借りて見てみるのも良いと思います。
原作は児童文学。ジャケット写真の雰囲気やスタッフ等の煽り文句はザ・ファンタジー寄りですが良い意味でそれを裏切られます。実際は主に学校と家庭と“テラビシア”を舞台に
主人公と家族との関係や友情、成長を映し出すドラマです。
2007年アメリカ
95分
あらすじ
学校にも家にも居場所がない少年ジェスと、
転校生の少女レスリー。
彼女もまた、大人びて自分をしっかり持っているがゆえに
クラスで浮き気味に。
そんな2人が学校でも家でもない特別な場所、
テラビシアを作り上げるーーー
感想
秘密基地やごっこ遊びに夢中になったことのある元・子どもなら確実にオススメ。
実際に子どもに見せるなら小学校中~高学年くらいかな、と思います。
ショップで探すとファンタジーコーナーに置かれている確率が高いですが、魔法の国を舞台にしていたり現実にはあり得ない設定の能力を持っていたりという話ではないのです。
ただ、ストーリーの重要なファクターとしてCGはそれはそれはファンタジックに使われています。テラビシアとは、2人の想像力を駆使して作り上げた王国。森の中にツリーハウスを作る、まさに秘密基地。
風の音 飛び回るトンボ ざわめく木々の擦れる様子 森を駆け巡るリスや飛び交う鳥
あらゆるものたちを“心の目を開いて見る”ことで2人にしか見えない世界が無限に広がっていく。
イマジネーションの偉大さ、自由さを存分に感じさせてくれます。
ほのかな恋心に揺れるジェスがとった行動とその後の展開は辛過ぎるものがあります。
ラストでは彼が一回りもふた回りも大きくなって、新しい橋をかけるその姿には胸を打たれずにはいられません。
不器用な父親の存在感にもまた…涙。
コンパクトにまとまっていてとても判りやすい作りなのは子どもに向けた作りでもあるかと思いますが、却ってムダがなくテンポ良いです。大人が見ても予想以上に胸打たれます。
いじめる側の気持ちやどうしようもない時に対峙した時にこぼれる真実味あるセリフなど、短いシーンでハッとさせられる事がきちんと描かれていて素晴らしい作品です。
地味に名作!です。
あと、音楽の先生が可愛いです。
女の子は、チャリチョコのあの女の子でもあります。今はすっかり素敵な女性になっていますね。→アナソフィア・ロブ
~以上、ここまでお引越し記事~
あらすじを、ちゃんと自分でまとめていて当時のマメさが伺えます。
数年前、『怪物はささやく』という映画を見たときに、ほんのりこの映画のことを思い出しました。
どちらもまた観返したいです。ということで、今日はここまで。
- 作者: キャサリンパターソン,小松咲子,Katherine Paterson,岡本浜江
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: ペーパーバック
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